2006年05月17日

修善寺温泉〜落合楼村上の巻(その5)〜

今日は落合楼村上のプチネタ&天城周辺の観光編です。

落合楼村上は以前は「眠雲閣 落合楼」という旅館で、
落合楼村上になったのはつい2年前のこと。
この建物ができたのは昭和8年なので、その後のなが〜いストーリーがあるわけです。
※以前の旅館、今の落合楼村上と雰囲気が全然違う!!!

時の流れとともに変貌し続ける落合楼と、時が経っても何一つ変わらない職人魂のこもった建築・・・というのが、たまらなく魅力的に思えてくるんです♪
(たまには文化的?笑)

お部屋に「落合楼物語」という本が置いてあるので、
泊まりに行った方は是非読んでみてください〜^^
※ちなみに、すぐ隣に「落合楼」という別の旅館もOPENしていますので、「落合楼村上」に宿泊したい方は、お間違えのないよう・・・
なんでこんな紛らわしいことになってるかっていうのは、今度書きます。






写真も沢山載ってて、かなり楽しめます♪


さて、落合楼村上、建築以外も照明や置物(小道具というか・・・)もレトロですごくかわいいのです。



これはラウンジの暖炉




昭和初期のお金持ちの家にありそうな電話(勝手な想像デス:笑)






照明もいろいろな種類がありました。


さて、とっても居心地の良かった落合楼村上を泣く泣く後にし、
落合楼村上のすぐ近の湯道をぶらぶら。



なが〜い湯道は全部歩こうと思うと1時間以上は余裕でかかります。
モアたちは近くの出会い橋まで行って、すぐに引き返しました(^^;
ちなみに、湯道は昔、共同湯に通う道だったために、いつからかそう呼ばれるようになったんだそうです。
モアはこの川みたいなのは温泉のお湯が流れてるのだと思い込んでいた(^▽^;)

どうやらそう思う人は多いようで、「水です」という看板があちこちにありました(爆)




湯道を歩くと、「出会い橋」という2本の橋があります。
写真は女橋の方です。男性は男橋を、女性は女橋を渡り、そこで出会った人が運命の人・・という言い伝えがあります。
この辺りは共同湯へ通う踊り子や旅人が多いので、ここで男女がよく出会ったのでしょうね〜


さて、ここからは食事の話。
今回は往復とも踊り子を使わず、新幹線&伊豆箱根鉄道を使いました。
修善寺へ向かう途中、一旦三島で降りて、桜屋といううなぎやさんでお昼を食べました(*^-^)



三島のうなぎやの代表といえば「うなよし」とこの「桜屋」。
今回Mujiを初めて桜屋に連れて行ってあげたのですが、うなよしよりも気に入ったご様子。
うなよしと比べると、たれの甘みが少なく、焼き上がりがカリっとしています。
桜屋のうなぎは骨が多いので、骨が苦手&甘めが好きな方は、うなよしの方がオススメです。
ちなみに、モアは桜屋のほうがお気に入りですっ



ここの山椒がまたおいしいんです〜


そして、翌日のお昼は修善寺にある「禅風亭なゝ番」というお蕎麦屋さんで、
禅寺そばを頂きました。

「元々修善寺で修行していた僧侶たちが断食の終わった朝にみんなで作って 食したのが由来で、修善寺でそばを食べると禅修行と同じ功徳がある(抜粋)」

という何とも都合のいい話〜(^ー^;)
昨夜からおいしいもの一杯食べてるモアたちが断食修行僧と同じ功徳があるわけです(爆)



とれたての山葵をすりおろして頂きます♪
残った山葵はお土産に持ち帰りOK。
ひょうたんの中に、そばつゆ&とろろそばが入っておりますっ


と今回の旅はかなり満喫したのでありました!
Mujiの誕生日祝いということで、かなりの気合を入れて計画した旅行だったんだけど、
すごく喜んでもらえてよかった〜
Mujiもすっかり修善寺が気に入ったらしい。
やっぱ静岡っていいよね〜(故郷愛ってやつ??^^)

落合楼村上は、建物や設備や食事だけでなく、おもてなしも最高だったので、
絶対にリピートしようと思います。
今度は紅葉の時期かな〜

2006年05月16日

修善寺温泉〜落合楼村上の巻(その4)〜

お食事&お風呂編の続きです。

今回はいつになく、かなり気合の入った国内旅行記で長編になってます(笑)

さてさて、では朝食について。。。



朝からイカのお刺身なんて贅沢〜♪
お魚のすり身?というかつみれもとってもおいしかった。




豆乳を暖めて造りたてのお豆腐を頂きました。




これまたびっくり。朝から豪華!!!
こんなにおいしい海老の塩焼きは初めて食べました。
風味も香りも強くて、とっても香ばしいお味♪(* ̄ー ̄)v

そうそう、ついていた海苔はわさび海苔でした。
この辺りでは、お土産やさんでもわさび海苔やわさびふりかけなど、
わさび○○というものが沢山売っています。



やっと、ここからお風呂の紹介です(^▽^)/
落合楼村上には貸切露天、露天&内湯が2つずつあります。



貸切露天は本館を出て、てくてくと庭を歩き、石階段を降りたところにあります。





雨の日のために、ちゃんと傘が用意されてました♪
細かいところまで昭和初期です(笑)

貸切露天は元々は女性用の露天風呂だったとかで、すごく大きいんです。
これを借り切っちゃっていいの〜?てくらい。
#撮影忘れ・・・こんなお風呂でした。


そして、チェックイン〜0時までは男湯になっている「天狗の湯」というのがすごいんです!!
(この時間帯、女湯になっている方はレトロモダンなタイル張りのお風呂でした)
0時に女湯になるのを待って、夜中にごそごそと入りに行っちゃいました^^



かなり広いです。この露天は渓流沿いにあるので、川のせせらぎが聞こえてきます。
で、何がすごいかっていうと、右側は岩壁になってるんですが・・・




こんな風に穴が開いて洞窟みたいになってるんです!




で、この穴をくぐると・・・




・・・内湯に繋がっております^^
広い&デカイ。。。。!!!!
夜中と早朝の2回入ったモアは、だ〜れもいなくて貸しきり状態だったので、
内湯から洞窟をくぐって露天へ〜、露天の端から洞窟へ折り返して内湯へ〜
と行ったり来たりの繰り返し〜♪♪(*´▽`*)ノ゛うふふ〜
#泳ぐと結構な距離でした(笑)


うーん最高〜〜!!ヾ(≧▽≦)ノ




湯上りの休憩処です。マッサージチェアや富士の天然水が置いてあります。
やっぱり静岡のお水はおいしいっ

・・・といった感じで、食事もお風呂も堪能致しました♪

まだまだ旅行記は続きます。。。(長すぎ?:笑)

修善寺温泉〜落合楼村上の巻(その3)〜

今日はお食事&お風呂編です。

すごく長くなりそうなので、まずは夕食から・・・・
なんですが、いつものことながら写真を撮り忘れて先に食べてしまったものが
何品かありましてヾ(-_-;)
あまりにもおいしいので、ついついお箸が勝手に進んじゃうんですよね〜( ̄∇ ̄;)



抹茶豆腐





かなりびっくり、沢カニのから揚げ?このままパックリと食べるんです。
ちょっとこわごわ・・でしたが、塩が効いていて、カリカリと香ばしかったです^^
いやぁ〜残酷!?

そして次に油目魚というお魚のお吸い物が出たのですが、撮影忘れ。



鮪、平目、ほうぼう、伊勢海老のお造り。
ほうぼうのお刺身は初めて食べたんだけど、とってもおいしかった〜(^-^)
伊勢海老もコシがしっかりしていてほのかな甘みがありがありとっても新鮮でした。




このあたり(天城)は山葵の産地なので、もちろん採れたての山葵を
すりおろしていただきますっ
やはり採れたては色も香りも最高!!!




あまごという川魚の焼き物です。
大きなお鍋に熱した石を並べて、笹の葉を敷き、その上で炙られた状態で出てきました。
おおぉ〜w(゚o゚)w と驚いている間に、撮影できず・・・(汗)
上はお皿に取り分けられた状態でございます(苦笑)
川魚が苦手なMujiも、このあまごは全く臭みがなく、とても新鮮だったので
夢中になって食べてました^^





左側は麩饅頭。生麩が大好物なモアはとっても気に入った一品です♪




出ました!猪肉の朴葉焼(ほおばやき)です。
天城は猪鍋が名物(冬ならお鍋が出たのかも?)で、猪のお肉を食べるんです。
同じ静岡でもモアの地域では食べることはないので、今回お初でしたが、
豚肉に似ていてまったくクセがなく、てとても食べやすかったです。


この後、鮎の稚魚とすご〜くおいしかった海老進上に石海苔をつけて揚げたたてんぷら、
続いて鯛のおなま酢・・・だったのですが、またまた撮影忘れ(T_T)




そして御飯もの。たけのこ御飯と伊勢海老の赤出汁です。
伊勢海老おいしかったな〜

それにしてももうお腹いっぱ〜い。すごい量です。
この量を考えると、前回の伊香保はずいぶんと少なかったのかも?という気がします。

この後にスイカ、デポコンといちごのアイスクリームを頂きました。

そして!!今回のイベントの1つ。
Mujiのお誕生日祝いということで、誕生日ケーキの用意をお願いしていたのですが、
かなりお腹一杯だし、そんなことを知らないMujiは、デザートあたりからサッカーの試合を見始めてしまい・・・(;^_^A

う〜ん、どうしよう。。。
そろそろケーキが出てくるはず・・・でもテレビ消してとは言い難い雰囲気。
(かなり真剣にTVを観ているぞ:汗)

と悩んでいる間に、仲居さんがコンコンとノック、、、
「お!きたケーキだ!」
と焦りまくったために、不自然にそして強引に突然TVを消すモア(苦笑)
一瞬「なにすんだよ?」という表情を見せたMujiでしたが(爆)、
ケーキを見てとっても驚いていました!

よかった〜

二人で電気を消して、ろうそくをつけてお祝いをしました。
まったく予想外だったようで、とっても喜んでくれました。
なんだかテレまくって、互いに

「どうもどうも」

「いえいえ、こちらこそどうも」

なぞとわけのわからん挨拶をしてました〜(^▽^;)

そしてこの手作りケーキがまたレトロでよいのですよぉぉ。
宿の雰囲気にぴったりで、すっかりこの演出に参ってしまいました。
味もすごーーくおいしくて、本当に旅館の方のお気遣いに感謝です!

この後、コーヒーを頼んだら、わざわざ女将さんが持ってきてくださいました^^






ケーキにフルーツ盛りだくさん。とってもおいしかったです\(^▽^)/

2006年05月15日

修善寺温泉〜落合楼村上の巻(その2)〜

さて、長くなってしまったので、第二弾です^^

チェックアウト後に、館内の有形文化財となっている部分を案内してもらえる
「館内ツアー」(自由参加)なるものがありました。
説明をしてくれる宿の方が、本当にこの宿を愛している気持ちが伝わってきて、
なんだかじ〜んとしてしまいました。

こちらは108畳もあるという大広間。



書斎というか、ライブラリー?というか。。。。
夜、ここでじっくり本を読んだりするのもいいかもっ





ここからは一気に写真で〜す。












落合楼村上は、写真を撮らなくちゃ!と思うものがあちこちにあって、
カメラが手放せない〜状態でした。

富士山の模様の欄間の組子は客室のもので、館内案内ツアーにはなかったのですが、これをどうしても見たかったモアは、後でお願いして案内して頂きました。
ご好意で、他のお部屋もお掃除中にもかかわらず見せて頂いたのですが、
間取りも襖の模様も、どのお部屋も素敵で全部制覇したくなっちゃいます(><)

この宿は、梶井基次郎、与謝野晶子、北原白秋、川端康成、島崎藤村などが宿泊したそうで、
なぜこんなに文豪が集まったか・・というその理由も、館内ツーアで教えてくれます。
その他、落合楼にまつわる色んなエピソードが盛りだくさんで、とっても楽しかったので
行かれる方は是非参加をオススメします。

いやぁもぅほんと、すっかりこの宿の虜になっちゃいました。
大ファンですっ♪♪♪

明日はお食事&お風呂編で〜す。

修善寺温泉〜落合楼村上の巻(その1)〜

週末、Mujiの誕生日祝いに修善寺温泉の落合楼村上へ行ってきました!

落合楼村上のオフィシャルサイト
※音が出るので注意!

このお宿、建物のほとんどが有形文化財に指定されているというだけあり、
建築の素晴らしさは想像をはるかに超えるものでした!

どこを見ても凝った造りで、サービス、お食事、お風呂と全てにおいて大満足のお宿でした(^^)

今日は宿の紹介編(その1)です。

玄関を入ってすぐの正面の壁、こんな風に壁が刳り貫かれています。

bento.jpg




bento.jpg

ロビーで梅ジュースを頂きました。
チェックイン時刻よりかなり早く着いてしまったために、お部屋の準備が出来ておらず、
結構長く待ちましたが、コーヒーまでサービスして頂いてとても居心地がよかったです。
館内で一番新しい建物というこのロビーもとっても良い雰囲気!

窓際の席からは狩の川が見えます。
この日は雨が振っていたのですが、雨の修善寺は風情たっぷりです^^

落合楼村上の客室は本館と眠雲亭があり、モアたちは眠雲亭に宿泊しました。
眠雲亭は6室、全て和洋室になっていて、早蕨(さわらび)、浮船(うきふね)、常夏(とこなつ)など
それぞれに源氏物語のタイトルの名前になっています。
モアたちは紅梅というお部屋で、10畳和室+3畳の縁側?+洋室となっていました。

部屋に入るなり、その凝った造りにびっくり!!!



角部屋なのでL字形のふすまになっていて、ふすまを開けると広縁があり
お庭が見えるようになっています。






広縁部分は絨毯で床暖房でした。





紅梅模様の欄間。眠雲亭の各部屋はお部屋の名前にちなんだ欄間になっています。







襖の模様も一部屋ずつ全部異なっており、一つとして同じものはないそうです。
見れば見るほど、職人技に圧倒されるばかりw(*゚o゚*)w




お部屋についているお風呂。一度も使わなかったけど、レトロな雰囲気がよいかんじ。



こちらはベッドルーム。レトロな雰囲気がかなりモア好み♪
このお部屋にいると、明治・大正時代にタイムスリップしたような感覚になるんです。
単純なモアはこの日しっかりと、明治時代にタイムスリップした夢を見ました(爆)
このお屋敷がモアの家で(ずうずうしすぎ!(><))、このお部屋がモアの個室というセッティングでした(爆)
それくらい居心地がよかったということですね〜

#後で調べたら、眠雲亭は昭和初期に造られた建物で
このレトロなデザインは昭和初期のものらしいです(^▽^;)
違いがよくわかってないのがバレバレです〜(汗)



カーテンを開けると・・・ステンドグラスになっておりました!!
そしてこのステンドグラス、長崎の天主堂と同じものを使っているのだそう。




お部屋の電話は木製

落合楼村上の館内はどこを見ても、職人さんの遊び心が感じられ、
その感性や技術に圧倒されるばかりです。
まだまだ館内案内は続きます〜(^▽^)/
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